サイトマップとは「サイトのページ情報をわかりやすくまとめたもの」です。
- Googleに届ける『XMLサイトマップ』
- 読者に届ける『HTMLサイトマップ』
2種類のサイトマップがあり、どちらも作って設定しておくことでSEO効果を発揮します。

この記事では『XMLサイトマップ』と『HTMLサイトマップ』の作成から設定完了までの具体的な手順を写真付きで解説します。

どちらも手順そのまま真似すれば、15~30程度で設定できるはずです!
サイトマップの役割・効果
なぜ2種類もサイトマップを作る必要があるのでしょうか?
XMLサイトマップ | HTMLサイトマップ |
---|---|
Googleが記事を認識しやすくなる | 読者が読みたい記事を見つけやすくなる |
それぞれ上記のような役割があります。続いて効果も合わせた具体的な解説です。
XMLサイトマップの役割・効果

XMLサイトマップを作成してGoogleに送信すると、検索エンジンのロボット「クローラー」がサイト記事を認識しやすく(クロールされやすく)なります。
カンタンに言い換えると、新記事を投稿したときに、いち早く検索結果に表示されるSEO効果がある。ということです。
【補足】クロール(=クローリング)とは:検索エンジンのシステムである”クローラ(=Googleロボット)”が、一つ一つのサイトを巡回しながらサイトの情報を収集すること。

グーグルエックス!と3回叫べば覚えやすいです
グーグルに送る方はエックス(XMLサイトマップ)!

HTMLサイトマップの役割・効果

HTMLサイトマップを作成すると、読者が読みたい記事にすぐにたどり着ける利便性がUPします。
Googleは「読者が読みやすいサイトを高く評価する」ため、間接的にSEO効果も望めるでしょう。

HTMLサイトマップはページ数が多いサイトほど読者が迷いやすくなるため、必要性が高くなります。
以下は当ブログのHTMLサイトマップです。全記事をまとめて一覧で並べたページのため、TOPページよりも網羅性が高くスクロールもクリックもせずに素早く目的の記事を見つけられる利便性があります。

サイトマップを作成する手順
サイトマップの作成には、以下の2つのプラグインを活用します。
- XMLサイトマップ:
プラグイン『Google XML Sitemaps』 - HTMLサイトマップ:
プラグイン『PS Auto Sitemap』
具体的な手順を解説していきます。実際に作成を進めていきましょう。
XMLサイトマップの作成手順
インストール→設定→送信の3STEPで解説します。
インストール
❶ 管理画面「プラグイン」クリック
❷ 項目「新規追加」クリック
❸ 検索窓で『Google XML Sitemaps』と入力して検索する


評価数が2千以上です、似た名前のプラグインが多いので要注意!
❹「今すぐインストール」クリック
❺「有効化」クリック
❻ プラグインが使える状態になる
この手順でプラグインが使えるようになります。次はプラグインの設定を変更していきます。
設定の変更
❶ワードプレス管理画面「設定」から「XML Sitemaps」クリック
❷XML Sitemap設定画面を開く
※テーマによって項目の位置は若干異なりますが、基本「設定」内を探せば見つかります

❸「基本的な設定」の「HTML形式でのサイトマップを含める」チェックマークを外す
※初期状態ではチェックあり
※XML形式の送信が目的のため、HTML形式は不要になる

❹投稿の優先順位は「優先順位を自動的に計算しない」をチェック
❺Sitemap コンテンツは「ホームページ」「投稿 (個別記事) を含める「カテゴリーページを含める」「最終更新時刻を含める」の4項目だけチェック

赤い枠以外の項目は初期状態のままスルーでOKです!
※設定を変更する箇所のみ、赤い枠で囲っています。赤い枠以外の項目は変更を加えず初期のままスルーしてください。

❻Excluded Itemsは「未分類」をチェック(未分類カテゴリ内の記事もサイトマップを送信したい場合はチェック不要)
❼Change Frequenciesは以下の通り
毎日:ホームページ
毎日:投稿(個別記事)
毎週:固定ページ
毎日:カテゴリー別
更新なし:今月のアーカイブ〜
毎年:古いアーカイブ〜
毎日:タグページ
毎週:投稿者ページ
※投稿頻度の設定です。投稿頻度が高い項目は毎日に設定しましょう。この設定を手がかりにクローラーが巡回します。迷ったら画像のまま当ブログの設定と同じでOKです。
❽優先順位の設定は以下の通り
1.0:ホームページ
1.0:投稿(個別記事)
0.8:固定ページ
0.3:カテゴリー別
0.8:今月のアーカイブ〜
0.3:古いアーカイブ〜
0.5:タグページ
0.3:投稿者ページ
※優先順位を1.0(高い)〜0.0(低い)の範囲で設定します。❼投稿頻度で「毎日」を選んだ項目は「1.0」に設定しておきましょう。

❾左下の青ボタン「設定を更新」をクリック

上画像のように「設定を完了しました。」と表示が出ます。これでXMLサイトマップ作成完了です。

最後のラストスパートは送信作業!一気に終わらせてしまいましょう!
サイトマップを送信する
最後に、サーチコンソールから作成済みのサイトマップを送信します。
❶サーチコンソールにアクセス
※未登録の方はまず登録が必要
❷左項目「サイトマップ」クリック
❸中央上「サイトマップのURLを入力」欄に
⑴sitemap.xml
⑵sitemap.xml.gz
⑶feed
3個の赤い文字列をそれぞれ入力して送信(合計3回実施)する
❹右下「送信されたサイトマップ」枠の緑文字「成功しました」を確認する

これでXMLサイトマップの作成から送信までのすべて設定が完了です!今後のz送信頻度に関してもチェックしておきましょう!
HTMLサイトマップの作成手順
インストール→設定の2STEPで解説します。
インストール
❶ 管理画面「プラグイン」クリック
❷ 項目「新規追加」クリック
❸ 検索窓で『PS Auto Sitemap』と入力して検索する

❹「今すぐインストール」クリック
❺「有効化」クリック
❻ プラグインが使える状態になる
設定
最初はインストールした「PS Auto Sitemap」をいじらず放置でOK。固定ページをつくっておきます。
❶管理画面「固定ページ」の「新規」クリック

固定ページは記事ページとは違います!「投稿」の「新規追加」と間違えやすいので注意!

❷固定ページのタイトルに「サイトマップ」と入力
❸固定ページに「ショートエディター」に切り替えて、以下の文字列(記号含む)を入力する
<!– SITEMAP CONTENT REPLACE POINT –>
※上記はグーテンベルクの場合です。Classic Editorの場合はエディタモード(HTMLコードが入力できるモード)に切り替えて、上の同じ文字列を入力する
※URLスラッグを自分で入力する設定の方は、「sitemap」にするのがおすすめ。

❹固定ページの「ページID」をコピペして控えておく
※ページIDは、サイトマップ編集画面のURLバー「post=○○」の「○○の部分」の数字です

❹ワードプレス管理画面「設定」から「PS Auto Sitemap」クリック

❺PS Auto Sitemap設定画面で下画像の通り設定して「変更を保存」クリック
・投稿リストの入力「出力する」にチェック
・サイトマップを表示する記事にページIDを入力
・先に出力するリスト「固定ページ」にチェック
・キャッシュの使用「使用する」のチェックを外す

❻最初(❶〜❹)に作った固定ページに戻って公開する

これでサイトマップ が完成です!!
❼おまけ:PS Auto Sitemap設定画面の一番下の項目「スタイルの変更」からいつでもページのデザインを変更できます!お試しあれ!


読者が見やすければOK!自分好みで選びましょう!
サイトマップの更新頻度
XMLサイトマップとHTMLサイトマップ、それぞれの適切な更新タイミングも知っておきましょう。
XMLサイトマップの送信頻度
XMLサイトマップは、最初に一度送信しておけばその後は自然にクローラーが巡回してくれます。再送信の必要はありません。
しかし、以下2つの状況では送信しておいた方が良いです。
- 急いでクローリングして欲しいとき
- サイトの大掛かりな変更を行った後
送信手順は1回目と全く同じ。”Googleに早く気づいて欲しいとき”は、XMLサイトマップの送信を検討しましょう。
HTMLサイトマップの作成頻度
『PS Auto Sitemap』で作成したHTMLサイトマップは、新記事投稿や新カテゴリ追加に伴い自動的に更新されます。最初に1回でも設定すれば、あとは放置してOKです。
例外として、『PS Auto Sitemap』を使用せず手動でコード入力して作成した場合(手間がかかるので本記事では紹介していない)は、更新が必要になります。
サイトマップの設定は早めに終わらせよう
XMLサイトマップはGoogleのために、HTMLサイトマップGoogleに読者のために。
最初に一回だけ設定すれだけでその後は基本放置できるのに、SEO効果も期待できる。早めに設定しない手はありません。サクッと終わらせてしまいましょう!